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税理士試験 消費税法 第3章「狂気」

今回は税理士試験の消費税法について記載していきます。

目次

受験勉強

消費税法を選んだ理由

簿記論、財務諸表論の受験後、3科目目の科目として、消費税法を選びました。

消費税法を選んだ理由は2つあります。

①税法の中では簡単な部類

ネットで調べると、税法科目は会計科目(簿記論・財務諸表論)とは別物。

「税法からが本当の試験」と脅し文句が多数。。。

いきなり法人税法を受験するのは無理だなと思ったので、消費税法にしました。

②実務で使える

消費税法は実務で1番使う科目です。

また、勤務していた会社が輸出入や国外取引があったので、めちゃくちゃ役に立つのでは?と思い消費税法を勉強することにしました。

勉強方法

皆さん気になる勉強方法です!

果たして独学なのか?それともTACや大原に通ったのか。

。。

。。。

基本は独学で勉強しました。(詳細は後ほど)

使用したテキストは、ネットスクールです!




TACじゃないんかいっ!

確か当時はTACからみんなが欲しかったシリーズの消費税法が出版されていなかった気がします。

僕が消費税法を受験した翌年くらいから出版されたような気がします。

それかちょうど初版が売られ始めた時期かもしれません。
(初版は誤字脱字が多いと思われるので、手を出しませんでした。)

で、ネットスクールのテキストですが、非常にわかりやすかったです。

もちろん初めは???でしたが、繰り返していくうちに理解することができました。

基礎力がついてきたら問題集を解きました。

こちらは安定のTACです。



簿記論・財務諸表論のときと同じように最低5回は解きました。

そして計算に関しては優秀なアプリがあったのでそれを使用しました。

「消費税法無敵の一問一答」です。

スキマ時間で勉強できます!

このアプリには本当に助けられました。

めちゃくちゃ使えるので、皆さんも使って見てください。

一方で理論に関してですが、こちらはネットスクールではなく、TACの理論マスターを使用しました。


ネットスクールを使わなかった理由ですが、税法は一語一句の暗記が必要なため、母集団が多いTACを利用した方が、無難だと思ったからです。

ただ、消費税法を勉強して4月くらいまでは暗記するという作業はしませんでした。

この時点では、別に暗記しなくても合格できるでしょ?財務諸表論だって暗記しなくて合格できたしという甘々な考えでした。笑

ただ理論を回すだけで、覚えるという作業はしませんでした。

答練

ここまでは完全に独学でした。

でしたということは。。。

そう、答練を受けることにしました。

ネット検索をすると、当時、税法科目を完全独学している人を見つけることができませんでした。

それどころか税法は独学では受からないという情報ばかり。

しかも消費税法は簿記論と財務諸表論と違い、市販の模試が販売されておりませんでした。

理論に関しては市販の問題集がない状態。

この状況のまま試験を受けるのは無謀すぎる。

そして、TACの答練に手を出しました。

完全独学合格を期待した皆さん。

期待を裏切ってしまい申し訳ありません。

ただ、答練は受けたといっても、解説講義はついてない、資料通信のスタイルでした。

講義は受けてないので、一応独学ってことでもいいですかね?笑

半独学ですかね。

講義を受けなかった理由ですが、

講義は試験に出ません。

試験には「問題」が出ます。

僕は講義内容を一発で理解、覚えられるほど頭が良くありません。

講義時間は非常に長いです。

集中力も切れます。

それなら問題集を繰り返して覚えた方がいいなと思いました。

で、記念すべき第1回目の答練。

資料通信なので、自宅で行うわけなんですが。。。

第1問の理論の初っ端から、理論マスターの該当箇所をフルで書き写す問題でした。

この時点で、私は理論を全く覚えていません。なんとなく理解してるよーレベルです。

はい、書けません!

チーン。

ここで税法は本当に暗記が必要なのか!?というのが頭をよぎりました。

よぎっただけです。

なぜなら他の人も解けないと思ったからです。

そう丸暗記なんて誰もできるばすがないと。

で、答練の結果を見るのですが、まさかの理論は書けて当たり前と。。。

まじかっ!

いや、これ自宅で受けてる人は理論マスター見ながら丸写ししてるでしょ?

はい、現実逃避です。

。。

。。。

例のブログでも書いてありました。

理論マスターは暗記必須だと。

ここまで避けてきました。

今は5月かー

覚えるの間に合うのかな?

そもそも覚えられるのか?

いやだー

いやだー

いやだー

暗記なんて。

ロボットじゃないんだから。

暗記かー。。。

本当に嫌でしたが、覚悟を決めました!

絶対に暗記するしかないと。

合格するには暗記しかない!

で、暗記の仕方を調べました。

読む、聞く、書く、修正テープで消して覚える。。。

最終的に暗記方法のメインは声に出して読むを選択しました。

理論マスターの文を白紙で隠しながら、読み上げるスタイルです。

覚えては忘れ、覚えては忘れ。

苦行ですが税理士試験の基本ですね。笑

ぶつぶつぶつ。。。

毎日、毎日

ぶつぶつぶつ。。。

そこに妻からの一言。

「呪文か?」

なわけあるかっ!

で、すぐに覚えられるわけではないので、答練をリアルタイムで解くのはやめました。

解けなくてモチベーションが下がるなら解かないを選択しました。

で、ひたすら理論暗記をメインに勉強を進めました。

お風呂、通勤電車、時間があればひたすらぶつぶつと。

電車で隣の人から変な目で見られることもありました。(コロナ前ですがマスクはしてました。)

すみません。

けど、それくらいやらないと覚えられませんでした。

必死になった結果、6月中旬くらいまでにかなりの理論を覚えることができました。。

公開模試

そして公開模試の時期がやってきました。

計算はそれなりにできる自信があり、理論も8割くらいは覚えたかなと。

ここで自分の現在地を確かめてやる!

TAC待ってろよー!

TACに行くもの2回目なので慣れたものです。笑

で、模試の内容ですが、すみません。覚えてません。

確かそれなりに解けたんだと思います。

そして、判定結果、S判定!だったと思います。

これも曖昧ですみません。

とりあえず今までの勉強が間違っていなかったんだなと。

結果以外にも収穫はありました!

普段理論を書いて覚えることをしていなかったので、理論をひたすら書くのに指が疲れるということに気づきました。

このままじゃ本試験で指のスタミナが切れる可能性がある。。。

鍛える必要ありだなと。

ここから理論を積極的に書くようにしました!

本試験

試験会場へ

遂にやってきました本試験。

理論は95%くらいの精度です。

元々頭が良くないので100%には持っていけませんでした。

けど、それなりに自信もありましたし、計算もかなりの完成度だったのでいけるんじゃないかなと!

消費税法の試験は午後からなのですが、10時には会場入りしました。笑

相変わらず早すぎですね。

けど電車がストップして1年を棒に振るくらいなら、これくらい早くても当然だとは思います。笑

人生賭けてます。

一歩間違えれば変な奴です。笑

で、試験開始時間までかなりの時間があるのでそれまで勉強していたのですが。。。

飲み物が尽きました。

自販機で買わなければ!

けどそうするとこの確保していた席がなくなってしまう。

そもそも自販機はどこにあるんだ?

どうしよう。。。

我慢して耐える!

熱中症になりかけていたんでしょうね。

思考がおかしくなっていました。

そんな状況で、本試験、スタートです。

本試験

頭も若干痛い中、本試験が始まってしまいました。

いつもどおり、全体を軽く確認して、理論からスタートです。

ふむふむ。

問題なく解けそうだ。

よっしゃいくで~

ロケット速記や~

オラオラオラオラ~!

ガタガタガタガタ~。

ひー

まじか。

前回に続き始まってしまいました。

文字ダンス。

緊張からなのか文字が上手く書けません。

やっぱり1年間の成果をこの1日で出す税理士試験は精神に影響ありますね。

それでも理論を何とか書き上げます。

この時点で理論は7割くらいしか書きません。

主要な論点だけを書きます。

理論はあれもこれも書いたらきりがありません。

そのため一旦計算に移ります。

計算も特に難しいといった印象もなく解き上げます。

そして残り時間を理論の補足に使いました。

ここまでわかってるで~

知ってるで~

デーハーアピールタイムや!

そして試験終了です。

消費税法の試験はやりきったな感がありました。

ただ、税理士試験は他の人も解けていると合格点も上がるので何とも言えませんが。。。

自己採点

厳し目につけてボーダーマイナス1点でした。

まぁこんなもんかって感じですね。

(僕の税理士試験は基本的にこんなもんかって感じです。笑)

ボーダーだったので、消費税法の勉強をしながら、法人税法の勉強を始めました。

合格発表日

結果発表

ポストに例の封筒が届きました。

2回目なので薄っぺらくても悲壮感は感じませんでした。笑

そして中身を確認。

ボーダーだったけど合格しててくれー、ワンチャン合格しててくれー。

。。

。。。

キター!!

まじかっ!

税法キター!

消費税法だけどキター!

そして自分の中では独学(講義は受けていない)だと思っているので、更に嬉しかったです。

独学では受からないって言ったの誰やー!

ここまで働きながら1発合格!

自分の実力を過信してしまい、法人税法では悲劇が起こるのでした。

まとめ

消費税法ですが、トータルの勉強時間は800時間くらいになります。

記録が残ってないので曖昧にはなりますが、確か800時間くらいは勉強したと思います。

そして、相棒の理論マスターです。

今回も汚くてすみません。

ボロボロになりセロテープで補強です。笑

最終的には66周したみたいですね。

ここまでするって本当に狂ってますよね。

税理士試験受験生には変な奴が多いと言いますが、こんなことしてたら変な奴になっちゃいますよ。

だけど、今回もこのボロボロの理論マスターが自信をくれました!

ありがとう理論マスター!

皆さんも税理士試験で苦しい思いをしていると思いますが、税法において理論マスターの暗記は必須です。

暗記しなくても合格できますよって言えるなら言いたいです!

税理士試験は本当に過酷だから。

けど、心を鬼にして言います。

1発で合格したければ暗記は必須です。

理解が大事、暗記じゃ受からない(必要ない)って情報が多いですが、それは違います。

死にものぐるいで暗記してくる奴に、理解して書いたそれらしい回答で勝てると思いますか?

考えればわかるはずです。

10〜15%だけが合格する試験。

100人中、10人が暗記してくるやばい奴だとしましょう。

あなたの合格の席は空いているのでしょうか?

理解が不要だとは思っていません。

むしろ理解は大切です。

だけど理解だけでは合格できない。

税理士試験は暗記がスタートラインでもあり、ほぼゴールラインです。

今の試験だと理解が必要だ!暗記は必要ない!って言われてるかもしれませんが、僕の時もそうでした。

暗記で受かったのは少し前の話しだと。

そんなことはありません!

理解で合格できる!暗記は必要ない!なんて甘い誘惑に負けずに、覚悟を決めて理論を暗記をしましょう!

そして、試験会場で完璧に理論を唱えましょう!

僕が唱えたように!

合格者はきっとみんな理論を唱えてます!

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